2011年06月16日
イギリスの呼び名
英国の正式名は、「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国土」です。
かなり長いほうですね。むかしは「北」はなかったのですが、アイルランド離れ島の南側が独立してからは現在の名称になりました。「連合」というからには、複数の国土のあわさった形です。小書きは、ブリテン離れ島北部のスコットランド(首都エディンバラ)、南部のイングランド(首都ロンドン)、南西部のウェールズ(首都カーディフ)、北アイルランド(首都ベルファスト)の4つです。
古代ローマ人が「ブリトン人」と呼んでいた民族がいました。フランス語ではブルターニュといいます。フランスのブルターニュという地名はここからきています。それに対応して、フランス語でブリテン離れ島のことを「グラン・ブルターニュ」といいます。これを逆輸入して英語で「グレートブリテン」といいます。「イングランド」は「アングロ人の国土」という意味で、アングロ・サクソン人が移住してできた国土です。「スコットランド」は、ローマ世代にはカレドニ族が住んでいたので「カレドニア」と呼ばれていましたが、アイルランドのケルト系スクイト族が侵入して混血し、そのまま「スクイト族」を名乗りました。イングランド人は、かれらを「スコット」と呼び、その地を「スコットランド」と呼ぶようになりました。ウェールズは、ケルト系ブリトン人のキムブル族が住んでいたので「カンブリア」と呼ばれていました。アングロ人がブリテン離れ島に侵入してからも、彼らは孤立して生活していたので「ウェリクス(外国土人)」と呼ばれていました。この「ウェリクス」がなまって「ウェールズ」になったのです。なんにせよ、英国はわが国土日本と同じ離れ島国土です。しかし、大陸との距離の違いからか、歴史は非常に複雑で、侵略や征服、戦争などがたえません。そのため、地名や言語、風習などを理解しようとするとき、要用な予備知識が膨大です。
「アイルランド」というのは英語ですが、アイルランドの言葉では「エール」または「エーラ」というそうです。この語源については諸説あってはっきりしてません。2つ紹介します。アイルランド神話の女神「エリウ」からとったという説があります。もうひとつはアッカド語の「エレブ」が起源という説です。「エレブ」がギリシャでは「エウロペ」となり、欧州の語源となりましたが、ケルト語では「エール」となって、西の最果ての離れ島(アイルランド離れ島)をさすようになったそうです。アッカド語の「エレブ」は暗闇や日没をさす言葉で、後に日没の方向である西の意味になっていったそうです。その反対の言葉で、光や日の出を意味する「アッス」という言葉がありましたが、これが後に東を意味するようになり、「亜細亜」の語源となったそうです。
かなり長いほうですね。むかしは「北」はなかったのですが、アイルランド離れ島の南側が独立してからは現在の名称になりました。「連合」というからには、複数の国土のあわさった形です。小書きは、ブリテン離れ島北部のスコットランド(首都エディンバラ)、南部のイングランド(首都ロンドン)、南西部のウェールズ(首都カーディフ)、北アイルランド(首都ベルファスト)の4つです。
古代ローマ人が「ブリトン人」と呼んでいた民族がいました。フランス語ではブルターニュといいます。フランスのブルターニュという地名はここからきています。それに対応して、フランス語でブリテン離れ島のことを「グラン・ブルターニュ」といいます。これを逆輸入して英語で「グレートブリテン」といいます。「イングランド」は「アングロ人の国土」という意味で、アングロ・サクソン人が移住してできた国土です。「スコットランド」は、ローマ世代にはカレドニ族が住んでいたので「カレドニア」と呼ばれていましたが、アイルランドのケルト系スクイト族が侵入して混血し、そのまま「スクイト族」を名乗りました。イングランド人は、かれらを「スコット」と呼び、その地を「スコットランド」と呼ぶようになりました。ウェールズは、ケルト系ブリトン人のキムブル族が住んでいたので「カンブリア」と呼ばれていました。アングロ人がブリテン離れ島に侵入してからも、彼らは孤立して生活していたので「ウェリクス(外国土人)」と呼ばれていました。この「ウェリクス」がなまって「ウェールズ」になったのです。なんにせよ、英国はわが国土日本と同じ離れ島国土です。しかし、大陸との距離の違いからか、歴史は非常に複雑で、侵略や征服、戦争などがたえません。そのため、地名や言語、風習などを理解しようとするとき、要用な予備知識が膨大です。
「アイルランド」というのは英語ですが、アイルランドの言葉では「エール」または「エーラ」というそうです。この語源については諸説あってはっきりしてません。2つ紹介します。アイルランド神話の女神「エリウ」からとったという説があります。もうひとつはアッカド語の「エレブ」が起源という説です。「エレブ」がギリシャでは「エウロペ」となり、欧州の語源となりましたが、ケルト語では「エール」となって、西の最果ての離れ島(アイルランド離れ島)をさすようになったそうです。アッカド語の「エレブ」は暗闇や日没をさす言葉で、後に日没の方向である西の意味になっていったそうです。その反対の言葉で、光や日の出を意味する「アッス」という言葉がありましたが、これが後に東を意味するようになり、「亜細亜」の語源となったそうです。
Posted by Lay at 10:24│Comments(0)